2008年12月17日、5月に米国食品企業2社から申請されたステビア抽出物から精製された高純度レバウディオサイドAが正式にGRASになりました。(※1)
当工業会は、世界に先駆けて日本で商品化されたステビア抽出物に関して、国際的な承認を得るべく、これまで数々の安全性試験を実施して参りました。
その結果、2008年6月にイタリアのローマで開催された第69回JECFA会議に於いて、ステビア抽出物(ステビオール配糖体)の正式なADIが設定されました。
さらに、10月9日にはオーストラリア・ニュージーランド FSANZ(Food Standards Australia New Zealand)も許可(※2)を与えました。
今回、米国でGRASになったことにより、今後はヨーロッパ、東南アジア諸国などでも許可される動きが早まるものと思われます。
ステビアがグローバル甘味料として世界で利用される日が近づいて参りました。
なお、詳しくは以下のFDAのWEBサイトをご参照下さい。
http://www.foodsafety.gov/~rdb/opa-gras.html※1
米国の規格は、レバウジオシドAとして95%以上〔シリアル(オートミール、冷たいシリアル、シリアルバー)、ティー飲料、フルーツジュース飲料、ダイエットソフトドリンク、エナジードリンク、フレーバーウオーター、テーブルトップに限定〕、または97%以上(肉製品と家禽製品以外の全ての食品)です。
※2
オーストラリア・ニュージーランドの規格は、JECFA規格と同じでステビオール配糖体(ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドC、ズルコシドA、ルブソシド、ステビオールビオシド、レバウジオシドBの7成分)として95%以上です。